アタシが女帝として就任して数百年_。女帝と云う名誉ある地位に、光栄で嬉しい限りであるものの内向的な性格故に苦労しつつ、自分がありのままで居れて馴染みのある侍女にだけには敬語は抜けきらずとも、仕える者や民の前ではまだ口調が堅いながらも女帝としての任務に慣れてきた頃のある日「左様か。うむ…視察に行ってくる。」森方面に異常が視られると報告を受け直ぐ様様子を見に森へと向かう。