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>>432

彼女が理を入れてから中に入ってきて、此方に穏やかな笑みを向けてくれる。
彼女が言う通り、あまり緊張するのも逆効果かもしれない。
そう思ったグザリフは彼女に苦笑を浮かべながら「そうですね」と返した。
改めて彼女を見ても、やはりリネルにそっくりだ。
何か血縁関係でもあるのだろうか。それは聞いても良いことなのだろうか。
色んな事を考えるが、聞くのはタダだろうと思ったので聞いてみる事にした。

「あの、ヴェネッサ様はリネルという者をご存知ですか？」

グザリフは急に聞くのは可笑しかっただろうかと聞いてみてから思ったが、ここは彼女の返答を待とう。


>>433
※了解です。プロフ作りは私も遅れてしまうかもなので、ゆっくり無理をしない程度で大丈夫ですよ。

「ん……？」

ふと目の前に現れた人間に、クラウドの視線が止まった。
目の前に現れた人物。それは、良く知っている人物だった。
前世で結ばれ、ずっと傍にいた彼。今でも忘れられていなかった彼だ。
気付いた時にはもうクラウドの足は動いていた。
人を掻き分けるようにその人物へと近付いていく。
そして、距離を詰めるとクラウドは彼の腕を掴んだ。

「悟……！」

クラウドは不意にその名前を口にした。


>>434

「分かったから」

しつこいな、と思いながら彼が着替え終えるのを待つ。
肌に服が擦れる音がたまに耳に届くので、今はまだ着替えているのだろう。
そう分かりきった事を頭の中で推理しながら時間を過ごしていく。