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>>440

「……ッ」

ズボンを脱がせられる感覚に少し違和感を感じたが、まだ聖也は起きようとしない。
その違和感から逃れるために聖也の身体は寝返りを打とうとする。

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「ん？来たか」

人間の気配が近付いてきたので、その正体が今日の生贄だと察した。
魁は人間の前に姿を現すと優しい笑みを向けた。

「初めまして。俺は一応ここの神として扱われている魁だ。お前は？」

少し首を傾げながら彼の名を尋ねる。


>>441

「……！はい！ありがとうございます！」

聞いてみてくれると言われただけで何だか一歩、リネルという人物に近付けたと思い
グザリフは嬉しそうに礼を述べた。
そろそろ契約儀式が始まるみたいだ。緊張するなと思いながら、グザリフの思考は儀式へと向けられた。


>>442

恐る恐る座ってくる姿を眺めた後、クリスは意地の悪い笑みを浮かべる。

「緊張しているのか？」

彼を冷やかすような口調で上記を言えば、「そんなに緊張するなよ」と言う。