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>>444

「邪な気持ち……」

そんなものは自分には無い。そう言い切っても良いとグザリフは思うが、人間誰しも意識しなくても邪な気持ちというのが芽生えるものだ。
なのに、自分にはそれが無いと言い切っても良いのだろうか。
……いや、弱気になるのはやめよう。そんな事を考えていたら契約が成功しないかもしれない。それだけは避けなければ。
グザリフは俯いていたが、顔を上げて明るい表情を見せた。

「はい。期待に応えられるように頑張りたいと思います」

自分を受け入れてくれた彼女のためにも、歓迎してくれたこの帝国の人々のためにも、
良い所を見せなければとグザリフは気合いを入れ直した。


>>445

「スカートを押さえるな。俺様が手を入れにくいだろう」

スカートを押さえる彼の手首を押さえ、スカートから離そうとする。
緊張していない、というのは本当だろうか。
そう思い顔を窺おうとしても、上手く髪で隠されているためそれは不可能だった。
そんな彼に溜め息を吐きながらも、今は早く事を済まそうと思考を巡らす。


>>446

「ッ……ぅ……」

自身のモノを咥えられれば聖也も反応を示してしまう。
良い所ばかりを攻められているため、小さく空いた口からは甘い声が漏れてくる。
そして、意識も段々と覚醒してきた。

「ぁ、う……？え……」

ゆっくりを瞼を開けた聖也は目の前に広がる光景に、身体を固まらせた。

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目の前で跪いて名を名乗る彼を暫くの間見つめる。
顔は見えないが、きっと彼は怯えているだろう。
そんなに怯えなくても大丈夫、と言いたい衝動に駆られるが命は取らないものの喰うのかと言われれば結果的に喰うので安心させる事は出来ない。

「……零、か。良い名だな。零、此方に来なさい」

出来るだけ優しい声色で魁は彼に指示をする。


>>447
※こちらこそよろしくお願いします。

「ッ……！覚えて、ないのか？」

彼の反応にクラウドの表情が曇る。
様子を見る限り、彼は何も覚えていないのだろう。
まぁ、前世の記憶だし仕方ないだろう。でも、その事実はクラウドにとって辛いものだ。
彼の答えは予想できるが、まだ信じられないと思い上記のように尋ねてみる。