>>32案外あっさりと離れてしまったので、少し肩を落とした。自分が少しだけと言ったのに、自分が物足りなくなるなんて……情けないと思った。そう考えるが身体は勝手に動き、気付けば離れていくライナーの袖を掴んでいた。「も……もう少しだけ、してほしい……」今、自分はどのような顔をしているのだろうか。きっと、真っ赤に染まっているだろう。