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起きそうな雰囲気はあるが、まだ頭が覚めきっていないのか曖昧な喃語を返すばかりだ。思わず腰に手を当て、口元に手を当て思案する。このまま掛け布団を剥がして寒さで起こさせるのも別に構わないが、それは流石に可哀想過ぎる。屈んで未だ夢心地の彼の肩をポンポンと叩いてまた起こそうと行動を試みる

「朝ごはんできてるぞ〜…先に食べちゃうぞ〜…おーい…」

終いには頬をつんつんしてみる。友人には決してやらない行為だが、長年付き合ってきた幼馴染は別だ。遠慮はしない、何事もな。何かそう思うと今更ながら嬉しい様な、照れる様な。まぁ、喜ばしいには変わらない。だから早く起きろこの野郎、言い訳じみた様なことを思いながらつんつんと頬をつつき続けて