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Re: 【勧誘制】吉原恋心中【一見さん御断り】 ( No.118 )
日時: 2019/06/20 01:49
名前: さり (ID: XyK12djH)

>>111

 プロフ書いてるのに時間が掛かってしまい、
慌てて出したのはつい最近のことなのです。
 それでは、こちら様々に不馴れながらもよろしくお願いします。 




「……あ、吟さん。
お仕事は始めたばかりで体を交わるようなことをすることはまだ無いですけど、
お話をするのが凄く楽しくて。
あ、でも。あまり、異性の方と関わったことが無いので
手を触れられるとかは不馴れで緊張、します。
で、でも……皆さん凄く、優しくしてくれるのが嬉しくて」

 挨拶を交わしてから数秒後のこと、吟さんにお仕事はどうか、と訊ねられた。
この人には嘘をつく必要はない、そもそも嘘をつくようなこともない。
正直に言ったまでである。
 吟さんは私のことを心配してくれているのだろう。
それが当たり前に感じられるのがとても嬉しくて。
薄い笑みを浮かべることとなる。
この笑顔でも吟さんに私は辛くないよ、と伝えられるだろうか。
 不思議な関係だと思う。
楼主である吟さん、というよりはお世話をしてくれるお兄ちゃんみたいに頼れる人。
まだ幼い自分を受け入れてくれたこの場所で出会う人たちは
本当に優しい人が多くて、私も少しは成長できた、のかな。
 借金を返す必要もない筈の私が遊女として働くようになると、
知らない、初めての人と会うことになる。
世代も見た目も性格も全然違う人。吟さんじゃない、誰かと会う。
最初は怖かった。でも、その最初の相手の方、゛諏訪゛さんが私に優しくしてくれて。
お話しするのが楽しくて、
緊張という体を硬直させていた筈の魔法はすっと溶けていくのだ。
 まだ、不馴れではある。
それに、突き出しを終えたとはいえ、まだそういうことに関しては初心者。
 質問に対する答えとしては長くなってしまったように思える。
でも、今考えていることすべてを話していても、
目の前の人は受け止めてくれるのだろう。
吟さんはある意味、特別な人なのかもしれない。