「…そうですね」面白い話できるくちじゃないといわれ見透かされているのかと思いながら誤魔化すようにお酒を飲みほした。商人の娘だったから、私にしているのかと思っていたけれど…身体をまだ重ねたこともないし、私をなんで選んでくれるんだろうと思っていた。「えぇ、知りたいわ」酒に酔った勢いに任せてしまおうと思い、素っぽい口調で答えて見つめた。