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「…ｯ、ぁ…、！~~~ｯ！」
もう相手を睨む余裕もない、生理反応をしても容赦なく責めたてる相手の手腕に身体は呆気なく達してしまった。ビクビクと打ち上げられた魚の様に、細い背中をしならせてキュッと閉じた瞼の縁から涙をポロポロと落としながら。呆気なさ過ぎて、悔しい。ぜぇはぁと目を閉じたまま肩で息をする。身体は疲労感に包まれ、先程の麻痺薬のせいもあってか弱々しく相手にもたれかかる。こんな奴の身体にもたれかかるなんて


問題ありません、では審神者さんを指名させて頂きますね！

「お散歩なのね~…猫さん！ばいばーい！」
人の目を気にすることなく、唯々大股で歩く。るんるんという音が着きそうなくらいの上機嫌さに、カラスもかぁと泣くこと無く飛び立つ。そんな時に黒猫の通る姿を見つけると、大きく手を振って挨拶をする。黒猫はふてぶてしい表情のまま歩き去っていくが、くるみは相変わらず上機嫌のまま手を振り続けた