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朔弥「可愛い、だと…。なっ其は…」
ギロリ、と睨み付け見覚えのある小瓶に入った零の時よりも濃い液体が視界に入り、目を見開く。
「媚薬の原液…ふざけるな、抜かんか…あっ、んぅ…」
お前なら平気だろ、の理不尽な言葉に痛みには強くても零とで知らしめされ、唯でさえ快楽には敏感なのだ。
中に注がれた原液が徐々に染み渡っていき身体に火照りを感じ、モノを扱かれれば大袈裟な程にビクッとして声をあげ、咄嗟に唇を噛み締める。
其れでも、相手の嘲笑が不快に感じて意地になり、GPSの仕組みは判っていないが何処に連れ拐われようと、助けられるのは癪だが何れ助けに来てくれる、と脳裏に浮かんだ零の言葉を信じ、堪えて。