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朔弥「んぇ？…何す、っ！んぁ…ひっ、く"ぅ…ふ、あっ…」
中で何かが振動し始めた途端、唇の隙間から甘い声が漏れだす。
「んなモノ、咥えれるか…ぅ、~~~っ？！ぁ……。」
頬に擦り付けられ、顔を逸らしつつ大体咥えてどうしろと云うのだ。と思っていると射精感が募ってきて声を押し殺す。
然し、達した筈なのに出せていない事に混乱する。出せない辛さに思考がくらりとした。そのせいか、瞳には熱が孕んでいて。まともな理性で無しに、頭がイカれているのだろう、何を思ったのか欲に根負けしたかのように、口を寄せるが咥える寸前にピタッ、と止まり相手の言動に怯んではいられない、と相変わらず態度はそのままに顔を見上げ「…俺、っ…八重歯だから、ぁ…万が一当たったら、悪い、な……」と妖艶な笑みを浮かべつつ、口唇から八重歯を覗かせ乍先に言っておき、目線を下げて言葉や態度とは裏腹に初めてだと云う事が見て判る、恐る恐るとなるべく八重歯に当たらないように、と配慮しつつ口に含んだのはいいものの、困惑して相手の顔を無意識に上目遣いで見上げて。