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朔弥「？…ひっ？！…んん゛、ふ…ぁ、んぅ…」

男のまだ優しい様子や指示に疑問に思っていると、不意に前立腺を擦り付けられた事に因り、身体に電撃を
受けたような快感に、モノが咥えられた口から悲鳴にも似た矯声が短く漏れた。
既に一度知ってしまっていた快感には抗えず、無意識にナカを締め付けて。
もって行き場の無い快楽を紛らわす為に、咥えている方に意識を集中させて。
男の指示通りに、ある程度の処まで咥えたり、ねっとりと濡れた小さく真っ赤な舌先を覗かせ乍ちろちろ…と躊躇いがちに辿々しく舐めたり、時折ちぅ…ちゅ、と小さな音が発ちつつ軽く吸ったりしてみたりと男の反応を不安そうに眉を垂れさせながら、若干蕩けた眼で窺って。
この頃の零の言動は知らずに、ぎこちない舌使いではあるが朔弥なりに必死に成し遂げようとしていた。
朔弥の拙さや、健気さは其がまた何処か劣情を唆らせるものがあって。