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何度も唇を重ね合わされ、開かせる為と促すように舐められると殆ど意識せずに恐る恐るといった様子で小さく口が開いたところで、舌が差し込まれ咥内に侵入してきた事に思わず己の舌で押し返そうとしたが、絡めとられた。絡められていく内に、朔弥の舌は何処か熱を持って自らもぎこちない舌遣いで絡ませていった。目を蕩けさせ、今の朔弥には此れだけで充分だった。

朔弥「…ん、っふ…ぁ…」
浴室故に余計に響く舌を絡まし合う卑猥な音を聞き、脳内にも響く中で中から掻き出された奴等の精液が滴り
ぽたた…と浴室のタイルが汚れていく。
どちらのものと判別出来ない唾液を呑み込めずに、口端から零れさせ乍小さな喘ぎ声を漏らし感じてしまっている様をじっと此方を見て反応を窺う視線に、意地らしく面白がるような相手の顔を視界に捉え、堪えられず気恥ずかしさで視線を彷徨わせる。余裕そうな様の零に不服そうに面白く無いと言いたげに、両手を零の胸板に押し付け壁を作って押し退ける様にして、逃げさせない為であろう優しげな力加減で後頭部を押さえられているのも構わず、足掻く様に身動ぎ。