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されるがままに液体を咥内に流し込まれて暫し頑なに飲もうとしなかったが、段々酸欠になってきて視界が白んで霞み、相手の顔もぼやけてまともに認識出来ない状態に陥ってしまう。
痛いこと？ﾌﾝ、痛みを伴う事には慣れっこだがな。強引な野郎だ。
あぁ、このまま窒息.死したら楽に柵から開放されるだろうか＿。
否、行く宛は無くとも一応人探しの身でこの町に訪れたのだ。其なのに死.んでしまっては元もこも無い。じゃあ、液体を飲むだけで済むことならばと色々癪に思うところもあるが渋々飲み込んだ。
コクり、と飲み干した事を示せばさっさと酸素を吸わせろと言わんばかりに口を押さえられていた相手の掌を容赦なく八重歯で噛む。手を退けるよう催促し、呼吸確保すれば咳き込みながら息をして。

朔弥「ﾌｩ…ｾﾞｪ…ﾊｰ…アツ、い…何で、だ？」
途端に発情した様に先程よりも身体が火照り、鼓動も早くなり息遣いが荒くなる。
なけなしの力で離れようとするも、熱に浮かされて動けずに自身の異状にさっきの液体のせいだと判るだけで、液体の性能が判らずその場で心臓辺りを掌で押さえて、困惑し立っているのも辛く無意識に相手の体に寄り掛かる。小柄な故にすっぽりと相手の胸元に収まり、大人しくなっていた。