>>23「いて……」押された拍子に背中がドアにぶつかり、藍が顔を上げるとこちらを睨む紫月がいて自然と口角が上がる。「んー、お金はいらねえかな」「でも他の奴らにも教えてやんない」「紫月、口外しないかわりに俺の言うことなんでもきいて?友達も続けながら俺の言いなりになってよ」藍は強引に紫月の手首を掴んで詰め寄る。