>>33「ひゃっ!? っ……そういうのやめて」 いきなり耳元から声が聞こえてきて肩を震わせ勢いよく振り返る。漏れた声に教室にいた数人が反応して彼女を見る。 紫月は慌てて口を手で塞ぎつつ藍を睨む。耳が弱いのか嫌がっていて。