>>40「ブフッ!! 確かにそうだな、こんな状況下じゃなきゃ許されてない」冷静な紫月の言葉に吹き出して笑いながらも手を取って家の中に連れ込む。まだ電気もついていない玄関で紫月を少し強い力で抱きしめた。「でも帰ってくる親もいないし、すげえ都合いいよな……俺にとって」さっき敏感だと気づいた耳もとでわざと息を吹きかけながら話す