>>46このままだと本気で逃げられてしまいそうだなと、去ろうとする紫月を後から抱きしめ、ドアノブを掴もうとする手に自分の手を重ねる。「行かないで、紫月」「俺クラス全員の連絡先知ってるよ、だから行かないで、俺のそばで俺のことだけ見てて」寂しげに呟き紫月の肩に顔をうずめる