>>47「んっ、っ……わかった。もう少しだけ、いる」 紫月は抱き締められて嫌がるがあまり押し退けようとはしない。顔を埋められ少し擽ったそうに声を漏らしつつ仕方なくそういう。「ねえ、ちょっと近すぎる、から」 離れて、と言い自分に重ねられた彼の手を離させる。