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>>120

面白いほど敏感な身体に思わず笑みが浮かぶ。
彼は先程からずっと達しているみたいだ。その姿はとても可愛らしい。
彼も快楽の檻に囚われたのか、少しすれば素直に喘いでいる。
なんだ、素直な所もあるではないか。

「なぁ、もっと、欲しい？」

もう大丈夫だろうと判断し、猿轡を外す。
そして上記を質問しながら彼の胸の尖りも刺激する。


>>121

彼が頷けば嬉しそうにして、テレビの電源を付ける。
画面に映された映像を彼方は瞳を輝かせながら見つめる。
テレビなんて何年ぶりだろうか。あの狭く暗い部屋にはなかったもの。
小さい頃はよくテレビを観ていたため、久し振りに見られて嬉しいと思っていた。
その時、彼の質問が耳に入る。彼方は少し考えてから答えた。

「えっと……自分はあまり……あ、でも貴方様がお腹すいたなら、別に食べられます」

貴方様と何だか訳の分からない呼び名で呼んでしまったが、きちんと自分の意見を述べた。
あっちでは基本食べ物は必要最低限、死なない程度で与えられていたので
あまりお腹が空かない体質になってしまった。

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「あぁ、そうだよ」

そう言って彼女に案内しながら玄関へ向かう。
一人では広くないかと疑問に思うほど、亮一の自宅は大きい。
そんな豪邸の玄関を開ければ「どうぞ」と彼女を招く。