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>>137

「……必要か？俺の名前」

一先ず腕の拘束を解き、服も新しい物を与える。
与えた衣服は白いワイシャツに普通のズボン。あとは替えの下着だ。
本当は上だけでも良いかと思ったが、変に刺激して人狼の鋭い爪で攻撃されてしまったら困る。
名前に関しては、エドワード自身は必要ないと感じているようだ。
だって、所詮は主人とその奴隷という関係だ。此方の名前なんて必要ないだろう。


>>138

「そっか、分かった」

抱き締めるなどのスキンシップを事前に許可を取ってからやるというのは何だか可笑しいが、彼が望むのならそうしよう。
彼がまた掃除を再開すると「手伝う」と言って、アレンも始める。
こんなに散らかっている理由は、アレンの心の乱れからだった。
でも今は彼がいる。自宅に自分以外の人がいるのは本当に安心する。