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>>140

「その呼び方も気に障るな……ご主人様、とかどうだ？」

その提案に彼が簡単に頷くとは思っていない。きっと、睨み付けられて終わりだろう。
けどお前と呼ばれるのも癪に障る。
なら、やはり名前を教えた方が良いだろうか？これまでの人間は『ご主人様』と呼べと言えば呼ぶ奴らだったので、こんな事を気にしたのは初めてだ。


>>141

「うん、遊ぼうか……ッ」

彼の微笑みは本心から生まれているものなのか、不意に気になった。
彼にとって遊びとして教えられたのは、身体を重ねる事だけ。
彼はその行為以外の普通の遊びを知らないことになる。
でも、行為を行っている時はきちんと感じているようだ。
本当に、彼は求めているのだろうか。
優二はそんな事を思いながら、ゆっくりとまた動いていく。
最初はゆっくりと。そして、段々と激しく犯していく。