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>>150

「そうか、なら二人分頼んどくな」

頼んどく、というのは此方が雇っている料理人にという意味だ。
彼の様子から人間と同じような料理でも良いのだろう、なら味とかも変えなくて問題なさそうだ。
エドワードは上記を言った後に「ここから出るなよ」と言うと部屋を出る。


>>151

「ぁ……はい。よろしく、です」

やはり名前で呼ぶのは彼にとっては嫌なのだろう。そりゃそうだ、自分はあくまで奴隷としてここにいる。ここまで乱暴されないだけでも幸運なのに、名前で呼ばれたいなんて我儘すぎだ。そう思い、改めて彼に挨拶をする。
しかし、その様子は少し寂しげでシュンと肩を落としてしまっている。

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「あぁ、趣味で集めていてね」

そこには宝石や武器のような物、古い書籍等が綺麗に飾られている。
そのどれもが今では入手が難しいと言われている物で、とても珍しい物だ。
しかし、マニアではない人からしたらこれらの価値は分からないだろう。そんな物ばかりだ。
彼女の問いに答えながら、亮一は冷蔵庫から冷たい飲み物を取り出して二人分のコップに注ぐ。


>>152

「可愛い……もっと苛めたくなる」

彼のあざとさが見える仕草に、優二の嗜虐心は煽られる。
胸の尖りに歯を立て、少しだけ噛んでみる。
今の彼なら、多少の痛みはきっと快楽へ変わるはずだ。