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>>164

「初めまして……」

ご主人様だと言った彼の顔はマスクのせいであまり見えない。
だが、見た感じと声からして優しい人なのかなと予想する。
優しい人なら良いのだが、という不安も少しだけある。


>>165

やはり彼はこれまでの奴らとは違う。
彼は風呂に入りたいと言ってきた。
エドワードは少し考えると、ある事を思いつき悪戯な笑みを浮かべながら口を開いた。

「良いぞ。……俺と一緒に入ろうか」

きっと彼は先程の後始末をやろうとしているのだろう。
その姿を見るのも悪くないと思ったのだ。


>>166

「はい」

何だか気まずい雰囲気になってしまったと思えば、ピンポーンとチャイムが鳴った。
その音にビックリして肩を震わせたが、彼の言葉で状況を理解し返事をする。
彼方はテレビを観ながら、これからどう生活していくのだろうか、上手くいくのだろうかと考えていた。

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「がらくたって……まぁ、他人からはそう見えるか」

はっきりと言う彼女に苦笑を溢しながら、飲み物を入れたコップを彼女の前に差し出す。
お茶しかないが、彼女はこれで良いのだろうか。