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>>46

「はぁ、だと思ったよ。まぁいい。クルス、これからよろしくな」

苗字を教えられただけ、まだマシだろう。
名前が分かるとエドワードは改めて挨拶をする。
よろしく、という言葉には色々な意味を込めたよろしくだ。
上記を言えばさっさと自宅へと入っていく。


>>47

一人の使用人がコンコンと彼の部屋のドアをノックする。
「入ります」と一言言うとドアを開け、姿を現す。

「フィオ樣。ご主人様からの指示で此方をお持ちしました」

そう言って出したのは一つのボックス。
その中にはフィオの年齢が喜びそうな玩具が入っていた。
最新のゲームまで入っていて、優二の悪戯心なのか可愛らしいぬいぐるみも入っている。


>>48

「外、久し振りに出たの？」

彼が今までどんな生活をしてきたなんて分からない。
でも、彼が外を眺める様子はとても儚げだ。
その様子をバックミラーで見たので、アレンは上記を問いかけてみたのだ。


>>49

「120万！それ以上の方はいませんかー？……いませんね。120万で落札でーす！」

司会はそう言うと自分を繋いでいる鎖を外した。
自分は、この人に買われたんだ。
漸く行為ばかりの日々から解放されるとホッとしたが、自分が売られている商品名は性奴隷だ。この人もそれが目的かもしれない。
不安を抱きながら自分を買った人が気になり、ジッと視線を送る。

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周りが値段の引き上げを止めた。
今がチャンスだろう。

「513。それ以上はいないだろ？」

此方の読み通り、もうこれ以上上げる人はいなかった。
簡単に落札する事ができ、亮一の同僚も驚いた表情を見せる。
亮一は席を立つと、ゆっくりとした足取りで彼女へと近付いていく。