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>>56

あれから数時間、仕事が一段落したため彼の様子を見に行く事にした。
彼は上手く遊べているだろうか。あのような物を渡すように言ったが、よくよく考えれば彼は多分此方が考えるような知識は備わっていない。
なら、ゲームを渡すのは早かっただろうか？
彼の部屋の前まで来ると、扉をノックする。
「入るよ」と一言声を掛けると部屋に入る。


>>57

「俺の部屋に連れていく。着いてこいよ」

そう言えばエドワードは階段を上っていく。
これからどう愛でてやろうかと考えるだけで口角が上がってしまう。
彼は反抗的な態度だが、きっと快楽に溺れてしまえば素直になるだろう。
どのような声で鳴くのか、どのような表情を見せてくれるのか。
今から楽しみだ。


>>58

「隣ですか？分かりました」

彼方は隣に座れる事が嬉しいのか、瞳を輝かせながら承諾した。
いつもなら車に乗るときは後ろに座らされ、押し倒され、色々とされた記憶しかない。
でも、今回自分を買ってくれたこの人は隣に座るように言ってくれた。
それが何より嬉しかった。

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「グライスか。分かった、此方こそよろしくな」

名前を復唱すると薄い笑みを浮かべ、挨拶を返す。
彼女のどこか此方を下に見ているような視線や冷たい声色には気付いているが、悪魔なのだからこんな感じなのだろう。
家に行きたいと言われれば「そうだな、帰ろう」と返し、一緒に来ていた同僚に帰ると伝える。
同僚は残念そうにしていたが、帰ることを渋々承諾した。
オークション会場を足早に後にすると、自身が乗ってきた車まで歩く。