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了解しました。
では、オークションにてフィオが紹介され、優二に買われる所から始めたいと思います。


「では、本日の目玉商品！蛇の鱗を持っている少年をご紹介しましょう！」

そう催促され、一人の少年が鎖に繋がれて出てくる。
今までの少年や少女もこんな風に売られていった。
同じ人間なのに、だ。
優二はそんな姿をつまらなそうに眺めていた。
何が楽しいのか、自分には分からないのだ。
けど、彼が出てきた時に思わず目を奪われた。
物好きな富豪たちが段々と値段を上げていく。
やはり、蛇の鱗と聞き皆、欲しいと思ったのだろう。
そんな中、今まで反応を示さなかった優二が声を上げた。

「2000万。2000万でどうだ？」

今まで口を開かなかった分、周りは静まり返る。
それに、優二は結構有名な方なのでそれ以上口出しする人はいなかった。

「では！2000万での落札です！おめでとうございます！」

我ながら良い買い物が出来たと思う。
優二は席を立ち、少年に近付く優しい笑みを向けながら鎖を外し、「行こっか」と一言言葉を放つ。