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>>66

彼の感謝の言葉を聞き、彼が嬉しがっている事が分かる。
良かった、喜んでくれて。そう心から思った。
車から下りる彼を見ていれば、アレンはある事に気付く。

「あ……足、痛くない？」

見れば彼は裸足ではないか。
そのまま道を歩かせてしまえば、石などで怪我をしてしまうかもしれない。
どうしようかとアレンは思考を巡らす。


>>67

「ん、良いよ。何して遊ぶ？」

やっぱり分からなかったかと改めて思いながら何をして遊ぶか聞いてみる。
彼が望むなら何だってするが、あまりこうしてあやすような事は慣れていないので不安だ。


>>68

彼の言葉に「分かってるではないか」と笑う。
そこまでもう理解しているとは、彼は人間観察というものが得意なのかもしれない。
彼が部屋に入ったのを確認し、ドアを閉める。その際にこっそりと鍵も掛けた。
さて、後は楽しむだけだ。

「クルス」

そう名前を呼べば力一杯相手を押し倒す。
怪我をされてしまっては困るので、きちんとベッドに押し倒した。


>>69

良かった、と言ってくれる彼に反応し瞳を輝かせながら彼を見る。
その様子はまるで犬が尻尾を思いっきり尻尾を振っているようだ。
もう少しで着く、という言葉に「楽しみです」と呟く。
彼は自分に干渉せずにいてくれた。こんな人がまだいたんだなと変な事を思う。

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どうやら彼女は此方の行動を気に入ったらしい。
彼女の表情からそう察した。
彼女が車に乗ったのを確認すると、自身も運転席へと乗り込む。
手慣れた手つきでエンジンをかけると、車を動かす。

「そういえば、君は悪魔なんだよね」

亮一は再度確認するように上記を口にした。