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>>82

「まぁまぁ威嚇すんなって……すぐに良くしてあげるからよッ！」

今にも親指に牙を刺すぞ、という彼の威勢を軽く流すような口調で言葉を言えば
力ずくで意識が疎かになっていた衣服を破く。
別に服なんて幾らでもあるし、いっその事彼なんて裸でも大丈夫ではないかという考えだ。


>>83

「……もしかしたら手荒な真似をしてしまうかもだけど、大丈夫？」

嬉しそうに寄ってきた彼の服を丁寧に脱がしながら上記を口にする。
自分は理性が飛ぶとどうしても駄目な部分が出てしまう。
駄目な部分というものは、自分の中にある嗜虐心というものが煽られる所だ。
彼に痛い事や苦しい事はしたくないと思っていても、理性が飛んだ自分は何をやらかすか分からない。


>>84

彼の指示通り、車から下りる。
彼に着いていきながら、やはり自分の発言は変だっただろうかと思い分かりやすくショボくれる。
それにしても、彼は第一印象から変わらず優しい人だ。
自分に手荒な真似はしないし、何故か落ち着く。
これからの生活、上手くやっていけるかもしれない。

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「ふーん……あのさ、少し変な質問していい？」

自身の好奇心が溢れてしまい、亮一の口は塞がらない。
彼女から紡がれる言葉はどれも貴重なもののような気がして、もっと聞きたいと思ってしまう。
だが、次にする質問は普通女性にはしないようなものだ。
なので一応彼女の了承を得ることにしたのだ。