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>>86

露になった彼の身体は想定外のものであった。
いや、元からエドワード自身が付けるつもりだったが最初から痣などが付いているかは思わなかった。
これまで以上の口の悪さを聞けば、エドワードは密かに微笑む。

「ちょっと黙ってろっか」

ベッド脇にある戸棚に手を伸ばし、引き出しを開ける。
すると、手に取ったのは猿轡。
常人ならどうしてそんな所にという疑問があるだろうが、エドワードは手慣れたようにそれを彼に付けた。