>>20杏里「………みーくん、顔が怖いわ」 ソファに座ったまま相手の顔を見れば、そう言いながらも少しだけ眉を下げる。普段の冷たい視線はどこへやら。その目つきは幼馴染のみに見せる柔らかなものへと変わっており、口端を少しだけ上げながらも困った顔をして。「大丈夫、みーくんを裏切るような人間そうそう居ないわ」