>>52杏里「私としてはちょっと微妙よ」 そう言いながらも少し迷うようにメガネを揺らせば、「ううん、今日はもうやめておこうかしら」と呟いて。時間も夕方に差し迫ってきているし、このまま夕飯の用意をしてもいいかもしれない。普段は部下に任せているが杏里自身料理をするのは好きなので、暇があるのならやりたいのだ。