>>85「ッマスター……」「俺はあんたを守って導いて、あんたに従っていかなきゃならねえのに……俺は…」手を握られたことで立香に気付いた燕青はバッと顔を上げて縋るようにそう言う。普段とは逆転した立ち位置だが動揺からかそんなことを考えることもなかった「やっと、俺自身を認めてくれる主に出会えたのに……あんたがいなくなったら俺は…」そう言うと俯いて立香の手をギュッと握り返す