>>87「…頼むマスター、俺をもっと頼ってくれ、必要としてくれ……俺を置いて自分で勝手に道を選んで進まないで……頼む」そう立香の首筋に顔を寄せて細い声で言えば、腕を背中に回すこともなく繋がれた手をもう片方の手でも覆う。微かに匂う立香の血(魔力)を求めてグリグリと顔を埋めていく