>>77「そ、れは…そうだけど……」確かに言葉だけではどうしても不安になってしまう。そう考えると余り言い返す事が出来ず“うぅ…”と唸ってしまって。「…ん……、…俺、も…お前にだけは嘘、つかねぇ…」額に口付けを落とした後に紡がれた言葉に、そう返して。周りを欺く為に自分自身を隠し嘘偽りの姿を周りに見せているが彼だけは、否、彼だからこそ嘘をつく必要が無いのだろう