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来栖 紫夏

満｢へ、……ん、分かった｣
グラスを受け取り一口飲んだところでそう言われ、数秒してから要求を呑み込む。タメで話すなんてまるで友達みたいだ。半分ほど飲み終え、ふと家族は何してるんだろうと考えれば妙に寂しい気持ちが湧き出してくる。哀愁に耽るのも束の間、ネガティブな感情を誤魔化すように残りのジュースを喉に流し込んで

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霧島 零

できるだけシンプルなやつがいいという密かな希望とは裏腹に中々インパクトのある服を用意され、ギョッとしたような顔を浮かべる。仕事などでいやいや着たことある服よりも難度が高い。着るなんてと頑固拒否したいところだが、タイミング良くさらりと相手が頬を撫でてくるものだからか拒否できず
満｢……ど、どうです…か｣
泣きそうになりながら用意された服に着替えると震える声でそう問い掛ける。こんな服に着替えたせいなのか媚薬のせいなのか、着替え終えると微妙に変な気分になってくる気がしていて。股付近がスースーする感じに慣れないのかスカートを押さえるように手を置いて