>>158彼が自宅に入ると、素早くその家に近付いていく。そして、名前が入っている表札を確認する。「あ……やっぱり」そこには彼の名字、『月詠』ではなく翔太の名字の『稲垣』と記されている。少年は怪しく思い、本人に聞いてみようと自宅のチャイムを鳴らす。