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>瀬戸祐司(k8)

彼の提案するものは、どれもそれほど危険性はなさそうだ。
「……、わかった。食材は適当に持ってくる。それで良いか?」
彼は料理が得意だと言った。
妖は人間の作るような食事では、腹が満たされたりしない。
なぜなら、自分達の食事は、人間の血と性欲だから。
だが、嗜好品という意味では好むし、
何よりそれが得意というのなら作るのを好んでいるのかもしれない。
此処には彼が言う、テレビなるものはない。
ならばせめて好むものを少し与えてやっても良いのかも知れない。
そう言って、月森は廊下へと続く扉に向かい、廊下へと出て部屋の扉を妖術で鍵を掛けた。