>>66「……二階、です……」部屋について聞かれ、少々躊躇いながら答える。出来れば部屋には入れさせたくなかったが、仕方ない。真緒はお盆に二つのコップを乗せて手に持ち、「こっちです」と案内しながら階段を上がっていく。