15歳以上向け小説投稿サイト「大人小説☆カキコ」。超本格派から秘め事・過激な小説まで！

>>10

寝坂様

ありがとうございます。
それではよろしくお願い致します。

>>11

繰澪鴉様

ありがとうございます。
始まりはどちらからに致しましょうか？

>>12

茜空様

かしこまりました。
では始めさせていただきます。

***

階段の踊り場に差し込む夕陽を見て目が覚めた。
まだ霞む視界の中に、今日も今日とて懲りずに泣き喚く蝉の音と、吹奏楽部の一生懸命練習に励む管楽器の音色が混ざりあっている。

(まだ部活中か…？)
段々鮮明になっていく視界と共に、俺が階段に座って何をしていたのかを思い出した。

(嗚呼俺、待ちくたびれて寝てたのか)
部活に励んでる恋人を待っていたのにいつの間にか寝てしまっていたらしい。壁に寄りかかりながら眠っていたせいか左肩だけ凝った気がする。

｢まだ、かな｣
今日も美味しいお菓子を作って持って帰ってくるのだろうか。甘いものばかりを食べるのは得意ではないが、不思議と美桜の作るお菓子は好きだった。
早く帰ってこないかな、なんて考えながら、美桜の帰りを待った。