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>>85

寝坂様

｢まぁそうですね、自由な方ですし｣

そう相槌を打ち、彼女が飲み終わったティーカップを同じようにワゴンにのせ、｢それでは片付けて参ります｣と一言残しダイニングを後にした。

*****
買い出しに掃除に洗濯。
いつもの様に業務をこなしていくその時間の隅に、いつまでもあの甘い香りと赤く顔を染めるお嬢様の顔が離れない。

｢っ、ああもう！｣

畳み掛けの取り込んだ洗濯物を少し乱暴に伸ばす。
(あんな顔されたら、期待するに決まってる)


>>86

繰澪鴉様

｢っと、させない、｣

耳を隠そうとする手首をパシッと掴む。身体に巻きついた尻尾も可愛らしい。俺の事を警戒しているのが目に見えてわかる。

｢ねえ、俺の事怖い？｣

そう言いながら畳に押し倒す。そんなこと聞かなくても、全部耳としっぽが教えてくれるけど。

>>87

茜空様

美桜の快感に溶かされた喘ぎ声の間に、くち、っと言う水音が耳をくすぐる。
まさか、と思いすかさず美桜のスカートに手を入れてみれば、美桜をそこは既に湿っている。

｢もうこんなにして、…｣
そう言いながら、何故か愛おしさがこみあげてきて、また再びキスを落とした。


>>88

001様

目が覚めると、目を開ける前とさほど変わらない暗闇。その中に唯一の光源であるPCの光が不自然に感じた。

｢なに、ここ、｣

立ち上がろうと動けば、思うように動けなかった。がっちりと拘束されていることに気がつき、あの出来事は夢ではなかったことにただならぬ絶望を感じた。