開始文ありがとうございますこちらこそよろしくお願いしますまだ店の中での地位も低く他の遊女の手伝いをしていると御指名だよ、と呼ばれちりんちりんと鈴を鳴らしながら緋威蕗が待つ部屋の前に来る。教えられたように失礼します、と声を掛け襖を静かに開ける。「鈴花と申します。今夜はよろしゅうお願いします」控えめに笑い頭を下げた。