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>>45

夏から秋へ季節の変わり目の頃。
普通はこんな時期に引越しをする人など、少ないだろう。
然し、僕は大学へ通うに至って、交通機関に不便を感じた為一年契約で実家から、借りた部屋へと越して来た。
昼過ぎ、引越しの際にしては比較的少ないと見える箱詰めにされた荷物の運び込みをして貰い終わり、家具も設置して貰った。
ひと段落して、生活するにあたって必要最低限の家具に、少しの娯楽を混じえた落ち着きのある室内で、幾つかある段ボール箱荷物の一箱から読みかけだった小説を引っ張り出しては、ソファに腰掛けてガムシロップとカスターシュガーを混ぜた紅茶を啜りつつ読書をして一息ついていた。
そんな簡素な、僕しか居なかった室内に静かだった空間には声が響き、誰かの存在を示す。聞こえて来た言葉に手許の小説から目線を上げると、見知らぬ人が。
同居人が居るとは聞いていない。
引越し早々災難が降りかかったか、と思惑しながら小説に栞を挟んで閉じ、立ち上がってはサッと身を引き相手から距離をとる。

「不法侵入者か？」
相手の姿を視界に捉えた儘、暫く見据えて。
装いからして、凶器等は所持していないと見える。だからといって油断は禁物だが。
相手からの問い掛けには答えず、上記を問うなり通報しようかとスマホを取り出し、幾度か画面をスクロールしたりと操作して。

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本間ですよっ、幾つか素敵なスレをお創りになっているのでこれまでに何度か悩んでいました。
承認有難うございます！これから宜しくお願い致します。
初めなので長文になってしまいましたが、次レスからは幾分かは短くなると思いますけど状況次第で変わります故、何卒宜しくお願いします。