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「うん、そうなの。待たせてごめんねー？」
出迎えてくれた雪斗に申し訳なさそうに詫び、荷物を持とうとする動作を遮るように荷物を床に置き、隅に避けて。
癒しを得るため、胸が当たるのも構わず抱き締めた。
「やっぱり駄目、だったかなぁ？」
すると、後からやって来た慈雨の反応に、矢張り普段とは違って私らしくない服装だから吃驚させちゃったみたいだなぁ。苦笑を浮かべつつ上記を言い。
厭だろうな、と慈雨にはそっと銀髪に手を伸ばし撫でるだけに留めておいた。

「夕飯まだよね？ちょっと待ってよ、直ぐに作るからっ！」
疲れている体に構わず鞭を打ち、唯でさえ待たせちゃったんだから、と奮い立たせる事に成功して台所へ向かおうと歩き出し。