>>21軽く触れられたキスに、自身の唇を控えめにふにふに、と指先で突き、思わずふにゃりと顔が緩んで。「ん〜、何々?」直様ハッとして、喜悦した声を上げサッと掌で顔を覆い隠したが、時雨の横で覆い隠した掌の隙間から横目に窺った、口籠る彼の様子に動悸を抑えるかのよう自身の胸元に手を当て乍物知らず顔で訊き。