大人なりきり掲示板

Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.103 )
日時: 2019/10/27 19:28
名前: 繰澪鴉 (ID: JSuMRn8G)

>>101

「うんっ!朝はね嫌いだけど中原さんは好き〜」

嬉しそうに笑い乍もそう言い、「明日頑張って起きるから、絶対絶対来てね!」と付け足して

Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.104 )
日時: 2019/10/27 19:41
名前: 唯人 (ID: iykFqmai)

>>103
予想に反した素直な反応に面喰らい、赤面してしまう。だが、来てね!と云われたからには、約束を守らなくちゃな。
「おう」と返事をして笑い合って、その日は別れた。

翌日。琴巴と約束した通り、琴巴が住処としている廃墟に向かった。琴巴、未だ寝てんだろうなあ、どんな寝顔してるか拝んでやろう、なんて、楽しいことばかり考えていた。
だが、事態はその間にも進んでいて。
「……?」
廃墟に続く林の、道なき道。落葉で敷き詰められているその道に、いくつかの足跡があった。俺より大きく、荒々しい歩き方の、大男。歩幅とサイズで推測する。この道の先には、廃墟しかないのだ。琴巴に来客か…?いや、琴巴はああ見えて知り合いは少ない。それに、こんなに大人数の男が、早朝に押し掛けるわけ……
そこまで考えて、サッと血の気が引いた。
……嘘、だよな?真逆、そんな訳。でも、いや、そうだ。

琴巴が、危ない。

「ッ……琴巴!!!!」

叫んで、走り出した。廃墟が見えてくる。扉が開いている。中に飛び込む。

「琴巴……っ!!!」

その光景に、俺は呆然とした。

Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.105 )
日時: 2019/10/27 20:00
名前: 繰澪鴉 (ID: JSuMRn8G)

>>104

「ヒック…や、だぁ…触んない、で……やだ…なかh…んぐっ…」

寝ていた所を襲われてしまったのだろう、何時も付けている眼帯は無造作に床に落ち、琴巴にされてるのは目隠し用の布で、抵抗出来ない様にと四肢も拘束され、服も乱され元々出ていた肌は更に露出されていて。
知らない男に襲われている恐怖で周りの声が聞こえていないのか中也の存在に気付かず、名前を呼ぼうとした所、男の指が口内に入れられ言葉が詰まってしまって

Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.106 )
日時: 2019/10/27 20:21
名前: 唯人 (ID: iykFqmai)

>>105
唯一の頼みだった、強力な異能力も封じられて、服を乱され綺麗な肌を露にし、大男に拘束された琴巴。
俺の存在には気づいていない筈なのに俺の名を呼ぼうとした、男が突っ込んだ指で遮られた、泣き枯れた声。その声と、男の下卑た声が共鳴して、俺の中で何かがぷつん、と切れた。
「……れの」
男たちが振り返る。5人。筋肉の盛り上がった、背丈は俺より30センチは高いであろう体格。
そんなことは、どうでもいい。俺の中で、大切なのは、

琴巴だけだ。

「俺の琴巴に汚い手で触んじゃねェよ!!!」

怒鳴って、跳ぶ。琴巴の上に馬乗りになり琴巴の口に指をいれていた男の後頭部に回し蹴りをお見舞いして、琴巴から引き剥がす。そのまま鳩尾に拳を叩き込んだ。男は目をひん向き、胃のものを全て吐き出した。もう完全に戦闘気力はなくなったようだが怒りは収まらず、懐からナイフを取り出して、仰向けに倒れた男の太股に刺した。貫通したことを確かめて、引き抜く。男は余りの苦痛に気絶していた。
これを見ただけで怖じ気づき命乞いの言葉を羅列する男らだが、そんなのはいらない。必要なのは、琴巴を汚した罰だけ。
琴巴に触れられた怒りしかなくて、むちゃくちゃに男たちを痛めつけた。気がつくと、辺りは血や涙や唾液や、その他いろいろな体液で汚れていて、瀕死の状態の男が5人転がっていた。
ナイフに付着した血を振り落とし、懐に仕舞う。そして、琴巴に駆け寄った。ぎゅっと抱き締めた。
「琴巴!!悪い、間に合わなかった、許してくれ。……琴巴、うちに来い。ここにいさせたくねェ」

Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.107 )
日時: 2019/10/27 20:33
名前: 繰澪鴉 (ID: JSuMRn8G)

>>106

「なか、はら…さん……中原さん…っ」

色々な音や悲鳴に怯え、次第にその音も悲鳴も無くなるも見えない為終わったのかすら分からず、怯え続けていると突然抱き締められ、ビクリと震える。また知らない怖い人かと思っていると聞き覚えのある声が至近距離で聞こえ、相手の存在に気付くと、まるで縋るように相手の名前を呼び続けて。
怖くて抱き着きたくても未だ拘束されたままで身動きが取れず、そのまま相手から掛けられた言葉に「い、く……も、やだ…怖い…」と弱々しく答えて