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Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.106 )
日時: 2019/10/27 20:21
名前: 唯人 (ID: iykFqmai)

>>105
唯一の頼みだった、強力な異能力も封じられて、服を乱され綺麗な肌を露にし、大男に拘束された琴巴。
俺の存在には気づいていない筈なのに俺の名を呼ぼうとした、男が突っ込んだ指で遮られた、泣き枯れた声。その声と、男の下卑た声が共鳴して、俺の中で何かがぷつん、と切れた。
「……れの」
男たちが振り返る。5人。筋肉の盛り上がった、背丈は俺より30センチは高いであろう体格。
そんなことは、どうでもいい。俺の中で、大切なのは、

琴巴だけだ。

「俺の琴巴に汚い手で触んじゃねェよ!!!」

怒鳴って、跳ぶ。琴巴の上に馬乗りになり琴巴の口に指をいれていた男の後頭部に回し蹴りをお見舞いして、琴巴から引き剥がす。そのまま鳩尾に拳を叩き込んだ。男は目をひん向き、胃のものを全て吐き出した。もう完全に戦闘気力はなくなったようだが怒りは収まらず、懐からナイフを取り出して、仰向けに倒れた男の太股に刺した。貫通したことを確かめて、引き抜く。男は余りの苦痛に気絶していた。
これを見ただけで怖じ気づき命乞いの言葉を羅列する男らだが、そんなのはいらない。必要なのは、琴巴を汚した罰だけ。
琴巴に触れられた怒りしかなくて、むちゃくちゃに男たちを痛めつけた。気がつくと、辺りは血や涙や唾液や、その他いろいろな体液で汚れていて、瀕死の状態の男が5人転がっていた。
ナイフに付着した血を振り落とし、懐に仕舞う。そして、琴巴に駆け寄った。ぎゅっと抱き締めた。
「琴巴!!悪い、間に合わなかった、許してくれ。……琴巴、うちに来い。ここにいさせたくねェ」