大人なりきり掲示板

Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.33 )
日時: 2019/10/26 04:37
名前: 伯璃 (ID: fgNCgvNG)

大規模な窃盗事件が起きた。
其の窃盗犯は神出鬼没であり、金を盗むついでに狙った企業の悪事を暴くと云う者だった。今回はIT企業を狙った犯行で、厄介な事に例の悪事が記された証拠が、警察の手に渡る前に第三者の手によって回収されたとされる報告が入った。のが数十分前。
余程疾しい企み情報なのか、企業は第三者との繋がりがあると窺える。
例の悪事の内容を突き止め、食い止める必要がある。其処で、調査が課され両名組織は同盟した。
然し、関連される別件で他の探偵社員とは別行動を執る事になった乱歩に訳あって、戦闘能力不足故戦闘には不足無しの中也が乱歩に付き添う形で行動を共にする事を強いられたのだった。

「僕は別に、君の組織と連携する事に賛同したつもりは無いから。唯、社長の命令だからってだけ。だから、余計な事はしないでお呉よね。」
さも不服そうに、社長の命令で無ければこんな事了承しないと不満を溢す。
乱歩の事を考慮された中也との組を、早速意味を成さないものになる物言いを隣に立つ中也に横目で言い放ち、先を歩く。

Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.34 )
日時: 2019/10/26 06:08
名前: 唯人 (ID: iykFqmai)

>>33
なんだこいつ、餓鬼かよ…
前を歩く男の跳ねた黒い髪を、呆れて眺めた。
乱歩の護衛は首領からの命令だった。俺はそれに従うだけだ。何の疑問も不信ももってはいけない。
だがそれは首領に対しての話であり、俺からずんずん離れていくこの“自称”名探偵?に対してなら咎められない筈だ。
なーんでこんなことになったんだか…できれば、皆が回っている本件の方へ行きたかった。だが、否応なしに首領の言葉が甦る。
『敵組織の人間の護衛なんて君は嫌だろうねえ。でもね、彼方は探偵社の主力であり、武装探偵社設立、経営の要…寧ろ、あれは彼の為にあるものだと考えていい。まあ、君も何か得るものがあると思うよ。頑張ってくれ給え』
こんな奴から得るものなんてあるのだろうか。そもそも、推理なんてできるのか。
まあ元々期待していないのだから、どうだっていい。
舌打ちし、遣る気なく乱歩を追いかけて、横に並んだ。
「あのなァ、俺だって餓鬼の子守りなんざする心算ねェんだよ。探偵ごっこなら勝手にやってりゃいい。ただ、此方だって首領の命令だ。まあ、死なない程度には守ってやるから精々頑張れよ、自称名探偵?」