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Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.37 )
日時: 2019/10/26 12:59
名前: 唯人 (ID: iykFqmai)

>>36
どうしても心配になって、首領の部屋を出たあと赤羽の部屋へ行ってみた。
扉を僅かに開けると、赤羽は机に突っ伏し、ぐっすり寝ていて、書きかけの始末書と万年筆が傍らに置かれていた。
ほっと安心して息を吐き、同時にあどけない寝顔に愛しさが溢れて、静かに近寄って、その頬にキスをした。赤羽が起きる様子はない。
矢っ張り、こいつが、真逆、だよな…何疑ってんだよ、俺。よりによって、赤羽があの自殺嗜好と、なんて…
そのときだった。
プルルルルルルル…
再び、赤羽のポケットから携帯の着信音が鳴った。やべえ、赤羽が起きる。頬とはいえキスしてしまったことを自覚して、慌てて部屋を出ていった。
そのときはただ、それだけだった。