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Re: 【文スト】中原中也と恋しませんか?【BL】 ( No.67 )
日時: 2019/10/26 22:57
名前: 唯人 (ID: iykFqmai)

>>63
乱歩がこちらに合図を出したのを確認すると、俺は乱歩のあとに続いた。乱歩は、少々強引にも、警察として堂々と入っていった。ったく、ああいう警察手帳とか芝居の能力とか、どこで手に入れるんだか。
「殺さないっつうのが一番難しいんだよなァ…」
と乱歩には聞こえないように小声でぼやき、歩を進める。
そして、矢っ張り怪しいと感じたのか、乱歩の肩を掴もうとした男の手首を掴む。少し力を込めれば、男は苦痛に顔を歪めて、悲痛に叫んだ。骨の砕ける感覚。にこっと笑い、ぱっと手首を放せば、男はだらりと垂れた手首を掴み、地面に膝をついた。もう一人の男は呆然としている。はっとして蹴りをいれてきたそいつの足首も、同様に掴んで受け止め、砕く。そして、掴んだ足首を引き上げて、手首を掴んで悶える男の上に放り投げてその上から踏みつけ重力で地面に埋め込む。耐えきれない重さと痛みに、耳をつんざくような悲鳴が響いた。二人一緒に気絶してしまい、ふう、と息を吐いて、男の腹を蹴る。
「あーあ、そんな喚くなよ、男の子だろ?ったく、脆いねえ、最近の若いもんは。オイ名探偵、今コイツらが喚いた所為で上の階のヤツら勘づいたんじゃねェか?早くしねェと逃げられるぞ。どうする?」
振り返って、訊ねた。